穏やか属性のがむしゃらチュー『宵月ノ雫~幕末恋綴り~ 参ノ章 桂小五郎(CV:寺島拓篤)』感想

公式サイト:宵月ノ雫~幕末恋綴り~
出演:寺島拓篤

あらすじ

万延元年、春。
桂小五郎は有備館用掛として江戸の長州藩邸に滞在していた。
身分に似合わぬ気さくさで誰にでも分け隔てなく接する桂と
藩邸女中であるあなたは、他愛もない言葉を重ね、心を通わせていく。
だが、やがてあなたが江戸を離れる日が訪れた。

それからおよそ二年後。
雨の降りしきる京の都で、あなたは桂と偶然の再会を果たす。
ずぶ濡れの桂に傘を差し出し、自身の働く料亭へと招き入れたあなた。
懐かしい思い出話に花を咲かせるうち、いつしか雨は上がっていた。
雨宿りをきっかけに、桂は度々店へと足を運ぶようになるが、
そこに桂を追う新選組の影が近づいていた――。

トラックリスト

01. 萌芽
02. 玻璃の鈴音
03. 一輪の傘
04. 壬生の狼
05. 牡丹
06. 雨糸の縁
07. 文月の業火
08. 久遠

感想

幕末もののシチュエーションCDになるのですが、前半はもの凄く穏やかにストーリーが進んでいって驚きました。
あらすじに

他愛もない言葉を重ね、心を通わせていく

とあるのですが、まさにその通りの作品だったと思います。
牡丹を慈しみ、風鈴の音に癒されて、柔らかに笑いながら何てことない時間を過ごす。
この前半部分があるから、後半の、

君の存在に、
君と過ごす穏やかな時間に、
僕がどれだけ救われてきたか……!

って台詞にメチャクチャ説得力があるんですよね。思わず「分かる」って言った。
色んな事があって荒みそうになる心が、主人公とのやり取りで癒されていたんだろうなあ。
そんな相手に惹かれていくのも、そりゃ必然ですわ。

途中、主人公が身分の差を気にして桂の傍を離れようとするシーンにて、上記の台詞があるのですが、その時の激昂ぶりが大変素晴らしく……。
新撰組に連れ去られそうだった事も相まってか、かなりの憤り具合な桂さん。
「身分の差なんてどうだっていい!」と荒々しく唇を奪われるシーンがあるのですが、それまで物腰柔らかだった分、こちとら完全にノーマーク&ノーガードでして。
突如萌えシチュでぶん殴られて、嬉しい悲鳴をあげる羽目になりました。ありがとうございます(笑)

「生きるか死ぬか」の盛り上がりは特になかったです。
基本的に、主人公は蚊帳の外ですし。桂さんがセコムの如く速攻で駆けつけてきますし。
離ればなれになったって、次のトラックではもう再会してますし。
まあCDなんでそこら辺は仕方ないですよね。
ナレーションでも長めに入れればそれっぽくなるのかもしれませんが……。
個人的には、シチュエーションCDに長々とナレーションが入ってるの好きじゃなくて。うーん、難しい問題だなあ。

とにもかくにも、聡明で穏やかな男性がなりふり構わずこちらに手を伸ばしてくるというシチュエーションにメチャクチャ萌えさせてもらいました!
属性持ちの方は是非にー!(≧▽≦)

公式サイト:宵月ノ雫~幕末恋綴り~

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