公式サイト:7th そのカレ、矢那木朔音
出演:村瀬歩
あらすじ
ダンサーとして大人のユニットに所属し、毎日のようにレッスンに励んでいる朔音。
そんな彼には、忘れられない憧れの人がいた。
4歳でダンスを始めた頃、隣のスタジオでバレエを踊っていた、あの人――
時は移り、今はジャズダンス教室に変わったスタジオで体験レッスンを受けたアナタ。
朔音はアナタを見付けた瞬間、迷わず駆け寄り、声を掛けた。
淡い初恋の相手に、あまりにも似ていたから……。
トラックリスト
01. 試してみる?〈語りかけ〉
02. 「Grade skipping」〈SONG〉(壁ドン!Version)
03. 理想のカレシ〈語りかけ〉
04. 「Grade skipping」〈SONG〉(オリジナルVersion)
05. 「Grade skipping」〈SONG〉(Off Vocal Version)
感想
キャラ設定も11歳の小学生だし、ジャケットイラストも幼い容姿だったので、ショタボイスの村瀬君であろう事は分かった上で購入をしました。
ただ、私、(貴重な)青年ボイスの村瀬君が大好きでして。
ラストにちょこっと成長したりしないかな~と淡い期待を抱いていたのですが、結論から言ってしまうと、まあしませんでした。
でも全く残念じゃない。
全く残念じゃなかった。成長しなくたって何の不満もない。大満足。
年相応な無邪気さや生意気さ、余裕のなさや優しさがいい感じに詰め込まれていて、結果、絶妙なショタが出来上がってました。
プロのダンサーとして働いているみたいなので、同年代の子よりはしっかりしてそうかな?
ただ、なんてったって小学生。しかも、主人公とは出会ったばかり。当然、“異性”として認識はされないわけです。
その焦りやもどかしさから、手を掴まれたり壁ドンされたりと迫られたりするわけですが、すぐに「怖がらせちゃってごめん」と謝ってくれます。
その年で、「そういう強引な態度は異性を怖がらせるものだ」とちゃんと理解しているところから、将来性の高さがうかがえます。いい男になりそー。
話の流れは、
朔音に初恋の相手だと勘違いをされる
↓
その流れで色々と話をする
↓
好意をもたれる&アプローチ
と、もの凄く急展開です。これ、全部その日の内の出来事ですから。
最初は「そんな焦らんでも、徐々に仲良くなってけばええやん」と思っていたのですが(虎視眈々キャラ好きなんで)、ことショタに至っては、とっとと好意をアピールしておくのも一つの手段なのかもしれませんね。
時間が経ってしまってから、出会った当初の第一印象“小学生の男の子”を崩すのは、なかなか骨が折れそうですもん。
告白をされても、突然過ぎる上に子供の言う事だからと本気にはしていない様子の主人公。そりゃそうだわな(笑)
食い下がる朔音に「初恋相手に似ているから錯覚をしているのでは?」とやんわり告げます。
それに対して、
「全然そんなんじゃないよ」
「ただのキッカケだよ」
「今、もしあの人に会えたとしても、俺、お姉さんを選ぶよ」
と、丁寧に返されてしまい、言葉に詰まってしまう主人公。
それを見て「ほら、真剣でも錯覚じゃなくてもダメじゃん」と言われてしまいます。結局は、根っこの部分で年の差がネックになってんだろう、と。
き、君、頭の回転早いなー!
もっともらしい言い分や口実じゃ、全然誤魔化されてくれそうになくて笑いました(笑)
結局、“未来のあるお友達から”のお付き合いに落ち着いてましたが、大正解だと思うよ。この子、絶対将来有望。
年下の男の子は好きなものの、ショタ属性は薄かったので、今まであまり聞いてこなかったのですが、新しい扉を開いてしまった気がします。
ショタといえば、可愛い・生意気・ほのぼの ぐらいの浅い認識しかなくて。ときめきよりも、微笑ましい癒し系ジャンル、みたいな。
ものの見事に覆りました。
私、ラストシーンの
「いつかお姉さんの、理想の彼氏になってあげる」
「待っててね」
では、完全にときめいてましたもん。
「なってみせるから」じゃなくて「なってあげる」って……!小悪魔要素まで兼ね備えてんのか、この子……!
素晴らしいですね。
ずっとこのままでいてほしい気もするし、成長した姿に思いを馳せても萌えるし、一粒で二度おいしい。可能性の宝庫なんですね、ショタって。
気付かせてくれたこのCDにはもちろん感謝しているのですが、正直「何てことしてくれやがるんだ」って気持ちもあります。
だって、ショタのシチュエーションCDなんて、次いつ聞けるんだよ……。
なんてこったい。
発売済みのCDだって、竹内順子さんの「少年CD」くらいしかパッと思いつきませんでした。よ、よし、買ってみよう。
とりあえず、村瀬君は責任を取ってもっとショタCDに出てください(笑)
もちろん、青年キャラも待ってるよー!ヽ(*´∀`)ノ
公式サイト:7th そのカレ、矢那木朔音