「……どうして私を助けてくれたんですか?」
「私の大切な人に危害を加える気なら、容赦しない」
(……勘違いをしちゃいけない)
「はは、有難う。お世辞でも嬉しいよ」
(抗えないものを感じる……)
そうしながら守人をきつく睨む。
「無理だよ、受け入れられないよ……」
「……努力が報われないかもしれないのに?」
(早く、守人を呼んでこないと……!)
(司に会いたかったな)
「大丈夫だよ、蒼太。もうウイルスはいないよ」
(……お願いしても、聞いてくれる人じゃないか)
「まだわからないよ」
不安になった。
(別に、守人を特別に想ってるわけじゃないけどさ)
(本当に世羅姫が好きなんだなぁ)
(いつかは本当のお兄さんみたいに感じられるのかな)
(私もいつか、誰かを好きになったりするのかな)
「うん。蒼太の(絵)好きだし」
(……好きな女性って言ってたよね)
(蒼太に、こんなに真剣に見つめられたのは初めてだな)
(心臓がうるさい……)
(何だろう……この変な気持ち)
【SAVE1】
(それでも、せめて……)
(心配かけちゃ駄目だ)
【SAVE2】
「…………」
(蒼太がいてくれれば、心を強く持てる)
ENDING10「広がる世界」
【SAVE1】から
(苦しんだ顔をすれば、隙をつけるかも)
ENDING14(バッド)「つまらない玩具」
【SAVE2】から
「……わからない」
(蒼太は戦衣を纏えないんだから)
ENDING11(バッド)「恋しい人は地に眠る」
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