まさかの青春『-陰陽師幻夜録- 我が掌で眠れ Vol.5 甲斐(CV:KENN)』感想

公式サイト:我が掌で眠れ
出演:KENN

あらすじ

式神、呪(まじな)い、占術。
時代の変化と共に忘れ去れていった、人ならざるものたちと戦うための術(すべ)。

しかし現代に、その技術を脈々と受け継ぐ者たちが居た。
陰陽寮。伝説の陰陽師「安倍晴明」が子孫。

人の手では負えない怨霊に立ち向かうがゆえか、人としてはどこか歪みを抱えた現代の陰陽師たち。
貴女はある事件をきっかけに、日々怪異に立ち向かう『彼ら』の存在を知ってしまう。

そしてそれは、貴女の日常の終わりだった。
現代に生きる陰陽師たちとの奇々怪々な恋愛模様────。

トラックリスト

【disc1】
01. 優しさの仮面
02. 隠された本性
03. 怨霊との対峙
04. 才能持たざる者は
05. 苦しみの果てに

【disc2】
01. 陰陽師として
02. 解ける心
03. 謎の呪詛
04. 才能の壁
05. 決断
06. キャストフリートーク

感想

甘酸っぱい……だと……!?

タイトルからは想像出来ないような青春模様を垣間見る事が出来ました。すっごい可愛かった。
主人公の方からの矢印がハッキリと分かるのもよかったなあ。
彼女が甲斐君を好きになる気持ちも、とても共感出来ました。
二面性はあるものの、自分の命を助けてくれて、霊に対しても「苦しかったろうな……」とか言ってしまう優しさも持ち合わせてて。
(自分の境遇を霊と重ね合わせてしまう危うさも堪りませんな!)
陰陽師の才能が全くない事に対しても、捻くれたりくさったりするわけでなく、「じゃあ、あまり他人がやりたがらない分野で頑張ろう」と思える努力家。

メッチャ……いい子やん……。

陰陽師としての能力は並以下。それは彼にとって強烈なコンプレックスとなっている。
しかし陰陽術の中でも避けられがちである呪術に特化することで、
何とか彼は陰陽寮における自分の存在価値を確保している。

彼が本気を出すことは稀である。
まだ本気を出していないだけ。その予防線が、彼の矜持を保っている。
出典:我が掌で眠れ 公式サイト

紹介文に上記のようにあったので、てっきりプライドが高く逆ギレしてくるようなタイプなのかと……。とんだ失礼な思考回路でした。偏見をお詫び致します。

取り憑かれていた霊を祓ってもらった後、関係が途切れてしまわないよう、主人公の方からアプローチしていくのも印象的でした。
勉強を教わりに行ったり、テストの結果を嬉しそうに報告したり。
その電話のシーンも微笑ましいんですよ。
「なんだよ、電話切れよ」とこちらに電話を切らせようとする所や、一息に「12時に駅前集合おやすみ」と言ってガチャ切りする所も、聞いていて大変ニヤニヤしました。
そんでもって、そのお誘いに、主人公は凄くオシャレして行くんですよ!実際は文化祭の買い出しなのに!(笑)
んで、

「まさか、デートだと思ったんじゃないだろうな?」

とか、甲斐君に言われてしまうわけです。
珍しくないですか?
お相手側が「俺だけ気合い入ってて(楽しみにしてて)馬鹿みたいじゃん」ってなってるパターンじゃないのって。
その後、ちゃんと、

「ま、お前がそのつもりで来たならそういう事にしてやる」

と言ってくれたので、「勘違いプププw恥ずかしいやつw」扱いで終わりませんでしたよ(笑)
最後の最後で、ちゃんと次のデートにも誘ってくれましたしね。
怨霊や陰陽師など不穏な単語が飛び交うストーリーでしたが、甲斐君と主人公のカップル自体は年相応で可愛らしいCDでした!(*´∀`*)

公式サイト:我が掌で眠れ

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